“「のび太・ジャイアン症候群」という医学用語がある。
- 一言雑学集 (via darylfranz)
補足1:「のび太・ジャイアン症候群」(nobita gian syndrome)は、「先天性脳機能障碍ADD/ADHD」の一般名である。
補足2:ADD(注意欠陥障碍)もADHD(注意欠陥/多動性障碍)も、同等の病気であるが、
あえて分けるなら、前者の患者の代表例がのび太で、後者の患者の代表例がジャイアンである。
補足3:ADDの患者は、注意力が欠如して、気が抜けていたり、呼びかけられても気付かないといった、
注意力障害の症状が強いもののことである。この患者は、どんなに気をつけていても単純ミスが減らない。
補足4:ADHDの患者は、落ち着きが無い(衝動性)、貧乏揺すりや早口(多動性)、注意力が欠如している(注意力障害)といった、
衝動性・多動性・注意力障害の症状が強いもののことである。この患者は、家庭、学校、社会などに適応できない。
補足5:アメリカでは20人に1人が「のび太・ジャイアン症候群」の潜在患者とされる。
補足6:このことは、日本で司馬理英子の著書『のび太・ジャイアン症候群』で初めて紹介された。
補足7:この著書名が用語の由来となっている。もちろん、のび太、ジャイアンとは、漫画『ドラえもん』の登場人物である。
補足8:ADDとADHDの患者は、いじめられっ子・いじめっ子の関係になる場合が多い。
『のび太・ジャイアン症候群』のサブタイトルも、「いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった」となっている。
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