“業務機と民生機の境目はもうない。5D mark IIはあくまで民生機であり、それがプロの世界を席巻したということがその証左だ。とはいえ、5Dを1台だけ持ってムービーのロケにいくという神経は僕には考えられない。
民生機には業務機に求められている「120%の信頼」はないのだ。だから、人間の能力でその欠点をカバーしなければならない。
5Dのロケを始めた時、「こりゃ怖すぎてあかんわ」と即座に思ってバックアップのサブカメラを買った。レンズだって同じこと。同じくらいのミリ数のレンズも数本そろえていざというときに備えている。
データだって同じ。コンパクトフラッシュの信頼性は、枯れに枯れた技術であるテープの比ではないくらい、低い。同じテイクを何度もやってもらって危険性を 回避したり、カットごとにバックアップを取ったり、HDDはさらに信頼性は低いから、あちこちのHDDにバックアップを取っていったり。。そりゃそりゃ気 を使う。
ましてやPCベースの編集機なんて、100%どころか3割くらいしか信頼しちゃいけない。
次々と進化していく新しい技術は、進化のスピードとともに信頼性が落ちていることを肝に銘じたい。そしてその怖さを知り、ミスを回避するノウハウを持ち実行すること、それが僕らに求められている新しい能力だ。”
- 映像制作 | 2011年映像業界の動向予想~ハードとソフトに頼らない能力 - 3RD EYE STUDiOS (via petapeta)
民生機には業務機に求められている「120%の信頼」はないのだ。だから、人間の能力でその欠点をカバーしなければならない。
5Dのロケを始めた時、「こりゃ怖すぎてあかんわ」と即座に思ってバックアップのサブカメラを買った。レンズだって同じこと。同じくらいのミリ数のレンズも数本そろえていざというときに備えている。
データだって同じ。コンパクトフラッシュの信頼性は、枯れに枯れた技術であるテープの比ではないくらい、低い。同じテイクを何度もやってもらって危険性を 回避したり、カットごとにバックアップを取ったり、HDDはさらに信頼性は低いから、あちこちのHDDにバックアップを取っていったり。。そりゃそりゃ気 を使う。
ましてやPCベースの編集機なんて、100%どころか3割くらいしか信頼しちゃいけない。
次々と進化していく新しい技術は、進化のスピードとともに信頼性が落ちていることを肝に銘じたい。そしてその怖さを知り、ミスを回避するノウハウを持ち実行すること、それが僕らに求められている新しい能力だ。”
- 映像制作 | 2011年映像業界の動向予想~ハードとソフトに頼らない能力 - 3RD EYE STUDiOS (via petapeta)