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"英雑誌の「ビックマック指数」が意味するもの  マクドナルドのビッグマックが8月26日までの期間限定で200円に値下げされている。  消費者にはうれしい値下げだが、為替の予想に大きな影響を与えるかもしれな..."

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英雑誌の「ビックマック指数」が意味するもの

 マクドナルドのビッグマックが8月26日までの期間限定で200円に値下げされている。

 消費者にはうれしい値下げだが、為替の予想に大きな影響を与えるかもしれない。マクドナルドは118カ国に展開する世界的なチェーン。その代表的な商品であるビッグマックは「世界の共通食」とも言える存在であり、世界でほぼ同じ商品が買えるとあって為替レートの妥当な水準を測る「ものさし」に使われることも多い。それが英著名経済誌「エコノミスト」が毎年発表する「ビッグマック指数」だ。

 ビッグマック指数の考え方は非常に単純だ。英エコノミスト誌が2010年に行った調査によると、ビッグマックの値段はアメリカで3.58ドル、日本で320円。同じビッグマック1個を買うのだから、3.58ドルと320円の価値は同じだと考えられる。

 この考えを前提に計算すると、1ドルの価値は「320÷3.58」で85円79銭となる。現在のレートとほぼ変わらない水準であり、ビッグマック指数と為替水準に強い関係があるなら「さらに大幅な円高はなさそう」と考えられる。

200円で再計算すると1ドル53円62銭に

 でも、ビッグマックの価格が変わったら……? 最初に書いたように期間限定とはいえ、15年ぶりの円高水準が騒がれている時期にちょうど日本のビックマック価格が200円に値下げされている。これで再計算すると、ビッグマック指数で測った妥当な為替レートは53円62銭だ。さすがに行き過ぎな感もあるが、デフレ傾向にある日本のなかでも低価格攻勢をかけるマクドナルド。「ビッグマック値下げ」のニュースがあれば電卓をたたいてみると面白いかもしれない。



- ビッグマックの値段と為替水準 : FXトピックス : FX講座 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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