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Channel: 全体的にこれは酷い
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"アルコールで身の破滅になってしまう人間は想像以上に多い。日本でもアルコール依存症が200万人いる。おそらくアルコールがらみで会社を首になった、生活保護を受けている、仕事ができなくなった、うつ病になった、..."

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“アルコールで身の破滅になってしまう人間は想像以上に多い。日本でもアルコール依存症が200万人いる。おそらくアルコールがらみで会社を首になった、生活保護を受けている、仕事ができなくなった、うつ病になった、自殺した、犯罪を犯す、厳罰化されても飲酒運転をやめられないなど全部あわせたら、その10分の1くらいは軽くいるだろう。

G8の中で日本より自殺率が高いのはロシアだけだが、おそらくはアルコールがらみだろうと考えられている。そのくらいアルコールは自殺の決行まで促してしまう。

パチンコについても、アルコール並みか、それ以上に依存性が高い。

そのため、諸外国では、アルコールに関しては、WHOなどが先導して、広告の規制と安売りの規制を勧告しているし、それに従う国が多い。

ギャンブルに関しては、ほとんどの国で、フリーアクセスではなく、特定の場所でしかできなくされているし、堂々と広告は打てなくなっている。

アメリカが大麻を合法化するのが信じられないというなら、日本は、パチンコが堂々と換金できて、どこの駅前にでもあることや、アルコールの宣伝を一日打っていることのほうが信じられないだろう。

依存症の患者さんは、「量を減らす」という対応はできない。やめるしかない。タバコも、アルコールも、パチンコもだ。

みんなで食事にいったときに、車で来ている人がいて、その人が飲めないとわかっていたら(しかもお酒が好きなのに)、かわいそうだから、みんなもお酒を控えるのが大人のエチケットというものだ。

禁煙している人の前で、スパスパとタバコを吸ったり、糖尿病で食事を控えている人の前で、おいしそうにスイートを食べたりすれば、誰も優しい人とは思わない。大人としての感覚が疑われる。

しかし、日本中にアルコール依存が200万人いても、飲みたいのに真剣に我慢していなければいけない人が人口の2%もいるのに、テレビではいかにもおいしそうにビールやウィスキーを飲む広告がしつこいほど流される。

ギャンブル依存も同じく200万人もいるとされるが、都会だとどこの駅でおりても、駅前でパチンコ屋が賑やかなイルミネーションで人を呼び、さらにしつこいほどの広告がなされる。

やっと酒やギャンブルをやめた人にはあまりに残酷だ。”

- 大麻の合法化は非常識か?|和田秀樹オフィシャルブログ「テレビで言えないホントの話」

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