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"「ジョギングをすると死ぬんです」は、日本の犯罪精神医学の権威である小田晋氏の、関東では決して放送されることのない、よみうりテレビ制作の番組での発言です。詳しく説明すると、こういうことです。ジョギングのよ..."

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“「ジョギングをすると死ぬんです」は、日本の犯罪精神医学の権威である小田晋氏の、関東では決して放送されることのない、よみうりテレビ制作の番組での発言です。

詳しく説明すると、こういうことです。ジョギングのような有酸素運動をすると、神経伝達物質ドーパミンが多量に分泌される。ドーパミンは人間に快感を覚えさせる一方、ドラッグと同様に依存性があるので、ジョギングをやめることが出来なくなる。ジョギングを始めて三日坊主で終わらず、続いている人は中毒になっているのであって、心肺機能の発達が付いていけば問題がないけれども、当然限界があるので、限界を超えた人は死ぬ。

“ランナーズハイ”ということばなら聞いたことがあると思います。正にドーパミンが多量に分泌された状態です。

私は、種目は違っても、有酸素運動という点では同じ水泳を長く楽しんでいる身として、10年ほど前からドーパミンについては知覚していました。当時は長距離を泳ぎ初めて800mくらいでドーパミンの分泌か?と思われる独特の感覚を覚え始め、それまでの疲れは感じなくなり、気分は軽く楽天的になり、という具合です。自分が加えたいと思うだけの推力を腕に加えることが出来るような感覚は筋力が付いたのではなく、脳の働きによるものと心得、ほどほどを心がけて今日まで来ました。体の限界を超える危険性を意識していたのです。

このあたり、今でも同様です。距離は違いますが。最近だとだいたい2000mの手前くらいで、どうもドーパミンの大量分泌が起きるようです。

ジョギングもほどほどにしないと危ないけれども、水泳はまた特有の要因で危険なのではないか、と思います。それは、体が水に浮遊している独特の感覚が、ドーパミンの効果をいっそう強くするように思えるからです。

しかし世間ではそういう話題は出ない。それは、ジョギングはその気になれば誰でもでき、忍耐力を持って続けていればそのうちその域に達するけれども、水泳は非常にスキルが要求され、指導者無しではドーパミンが分泌されるほどのスキルを得るのが困難、ということで分母が桁違いに少ないからではないかと思っています。

ジョギングは体の動きを止めれば直ちに先へ進めなくなる。しかし水泳は体が浮遊しているので、惰性で前へ進むし、わずかの力で運動を続けることも出来る(クロールの場合に顕著)。それをコントロールしながら泳ぎ続けるのは、実に楽しい。しかし理性では危険性を認識しているので、強く自重しています。呼吸が苦しいと思ったら直ちに休憩する、連続して一時間を超えて泳がない、を原則にしています。成長期はとっくに過ぎているのだから、と納得させながら。

ただ、麻薬様物質を脳内で生成できるという人体の不思議を容易に体験できる有酸素運動、体験してみる価値はあると思います。人によってアルコールを断つ必要性があるにもかかわらず、ままならない人は、こういうアプローチの仕方もありか、などと考えています。”

- Migsisの雑記帳  ジョギングをすると死ぬんです

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